上司部下の信頼関係を築く「対人コミュニケーション法」、
今日は「『2カメ』で見る」です。

テレビ番組の撮影などでよく「1カメ」「2カメ」などと言われますね。
第1カメラと第2カメらの略称ですが、
上司部下の関係で、「2カメで見る」とはどういうことでしょうか?

1カメは、「自分」のカメラ。2カメは、「相手」のカメラ。
相手のカメラのファインダーで物事を見るようにすると、
まったく違った景色が見えてきます。

例えば、電車の中で騒いでいる子供がいて、
少しイラっとしたことはありませんか?

この時、「うるさいな~」とか
「親が注意すればいいのに」などというのは、
1カメ=自分のカメラで見えている景色。

この時、2カメ=相手(子供)のカメラで見えている景色に
視点を切り替えてみると、
実は隣に座ってるお母さんがスマホに夢中になっているので、
ちょっと不安でさびしくなって、お母さんの気を引きたくて、
わざと大きな声や音を出していることが分かります。

その子の感情、
「さびしいな」「お母さん、こっち向いて」
という気持ちが感じられた途端に、
自分のイライラは解消されたり、少なくとも半分に減ります。

「2カメ」で見ると、
(1)相手の「状況」を、理解できる
(2)相手の「感情」を、理解できる
(3)自分のストレスも減らせる
と、良いことばかりです。

部下との関係性でも、「2カメ」で見ると
上記3つのメリットを得ることができます。

部下に対して、例えば
「なんでこんな簡単な仕事もできないんだ!」
と、イラッとする時も、
自分の視点(1カメ)でなく、
相手の視点(2カメ)で景色を見てみます。

すると実は、部下は、
「やり方が分からなかったが、上司が忙しそうにしているので訊けなかった」
かもしれないし、
「他の緊急の仕事が入ってしまい、バタバタで間に合わなかった」
かもしれません。

その相手の状況と感情が理解できれば、
「なんでこんな簡単な仕事もできないんだ!」
と怒る代わりに、例えば、
「俺、時間がなくて、訊ける雰囲気じゃなかったよね。
ごめんね。でも訊いてもらって問題ないよ。」
とか、
「緊急の案件、大変だったよね。お疲れさま!
緊急で間に合わなさそうな時は、事前に行ってもらえると助かるよ。」
などの言葉が出てきます。

1カメ(自分の視点)を
2カメ(相手の視点)で切り替えるだけで、
見える景色が変わる。

見える景色が変わると、
自分の言動が変わり、
自分が変わると、部下も変わります。

お金も時間もかからず、
ただカメラを切り替えるだけ。

これが「部下の気持ちが分かる上司」の
初めの、そしてとても大切な一歩であり、
信頼関係を築くための土台となります。

この「2カメ法」は、弊社の研修でもお伝えする、
イライラや怒りの感情を減らす、アンガーマネジメント法
や「対人コミュニケーション法」の
テクニックの一つでもあります。

管理職のパワハラ予防のための「傾聴法/アクティブリスニング」や
「アンガーマネジメント研修」、
全従業員を対象にした「対人関係コミュニケーション研修」、
ストレス環境下に負けない心を育てる「マインドフルネス研修」、
実際に体を動かして学べる「セルフケア呼吸体操研修」など、
弊社では企業団体向け研修のメニューを各種取り揃えています。

理論講義だけでなく、
「具体的なツール」とロールプレイの
「実践ワーク」を含む構成で、
深く”実感しながら”学べるのが特徴です。

代表的な研修メニューはこちらからご覧いただけますので、
自社の従業員にも学んでほしいとお考えの方は、
どうぞお気軽にお問い合わせください。