ストレスチェック(職業性ストレス簡易調査票)の
「集団分析」の判定結果で「仕事のコントロール(裁量権)が低い」
という傾向が出た場合、
具体的にはどのようなストレス対策をしたらよいのでしょうか?

仕事の裁量権を、なるべく部下に移譲するようにしても、
例えばコールセンターのオペレーターなど、
マニュアルによって業務が明確に決められている職場では、
どうしたらよいのでしょうか?

そんなときに役立つのが「認知行動療法」のスキルです。

私自身、企業研修の講師として、
官庁様など、比較的自己裁量権の少ない職場で
この認知行動療法の研修と体験ワークをよく行います。

例えば、
「周りを変えずに、自分を変えるだけでストレス減!」
「自分の考え方のクセをチェックしてストレス減!」
などのストレスマネジメント研修や
メンタルヘルス セルフケア研修などです。

認知行動療法は、心理療法の手法の一つで、
うつの治療など精神科の臨床現場でも
よく使われる手法ですが、
私たちの日常生活にもとても役に立ちます。

例えば、
「職場のみんなに好かれたい。
(でも、今日わたし○○さんに嫌われたかも…。)」
といった状況があったとします。

でも、客観的に考えると、
職場という、利害関係が発生する環境で、
自分の周り100人中100人全員に好かれる、というのは
あまり合理的な考え方ではないかもしれません。

そこで、例えばですが
「全員ではなく“なるべく多くの人”に好かれたい。」
などと、合理的な考え方(合理思考)に
自分の考え方を書き換えられれば、
今日たった一人に嫌われたとしても、
自分を“全否定”するまで落ち込むことを
避けられるかもしれません。

このように、自分の中の「非合理思考=考え方のクセ」
に気がつき、それを「合理思考」に書き換えていくスキルを学び、
習慣化させていくのが、認知行動療法の基本です。

周りの環境を変えなくても、自分の考え方を少し変えるだけで
ストレスが激減する手法。

業務上の裁量権を増やすのが難しい職場では、
このような手法を、体験型ワークショップで
学んで身につけることは、
従業員のストレスケアにとても効果的だと考えます。

研修を行うだけで、問題がすべて解決するわけではありませんが、
「ストレスチェック後に、何の対策もアクションもしない」
というのではなく、
まずは小さな一歩から始めていく、というアプローチ。

一人一人のストレス耐性を向上させることで、
職場のストレス要因を減らすという改善対策。
ストレスチェックの後の、具体的な施策としての
認知行動療法研修です。

具体的な研修内容にご興味がある方は、
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。