管理職の方々お悩み、
「部下に気をつかって、仕事を頼みづらい。」
「部下への指導の仕方が分からない。」
「部下を叱らなくてはならない時に、何と言えばいいのか分からない。」
が最近特に増えています。

そのため研修では、
アサーション(アサーティブコミュニケーション)のスキルをベースに、
具体的な指示の出し方や依頼の仕方、アドバイスや叱り方の実践法を
体験ワークショップでお伝えしているのですが、
実はこれだけでは「まだ半分」なんです。

言いたい時に、ちゃんと言えるための「土台づくり」が必要。
上司が言ったことに対して、部下が耳をふさいでしまわずに
ちゃんと聞いてもらえる関係づくりが不可欠なんです。

そのために重要なスキルはいくつかありますが、
その1つが「褒めるスキル」

部下は褒めて伸ばす、とよく言いますが、
実は、ただ褒めるだけでは効果がありません。
部下のやる気を引き出そうと、
うわべだけを褒めても、すぐに部下に見透かされてしまうからです。

そこで私は研修で
「褒めるための、3つのステップ」をお伝えしています。

<ステップ1>「小さな褒めポイント」を見つける

褒めるためには、相手を「よく見る」ことが第1ステップ。
「褒められる点が見つからない」と思う部下でも、
次の視点でよく見ると
部下の「小さな褒めポイント」をたくさん見つけられます。

● 結果でなく「プロセス」を見る
「〇〇さんは、細かい計算は嫌いって言ってたけど、昨日頑張ってたよね。」
「(成約には至らなかったが)〇〇さんは、関係部署の全員に
アプローチしてたよね。」
など、たとえ100%達成できなかったとしても、
そこに至るまでの本人の努力を取り上げます。

●「以前と現在の変化」を見る
「〇〇さんは、以前よりスピーディに反応できるようになったよね。」
「〇〇さんは、先月よりお客様対応が上手になったよね。」
など、たとえ現在の部下の仕事ぶりが
合格点ではなかったとしても、
過去と比べて少しでも良くなっている点を
取り上げます。

●「細部」を見る。
「〇〇さんは、お客さんと話す時、ちゃんと目を見て話してるよね。」
「〇〇さんは、僕が挨拶すると、
ちゃんと気持ちいい挨拶を返してくれるよね。」
など、大きな成功や達成ではなく
「ほんの些細な点」を取り上げます。
(大きな成功や達成は、日常的に頻繁には起こりづらいからです。)

大切なのは
「誰もがやっている当たり前なこと」でもOKということ。
 
おはようと言ったら
おはようと返ってくることは当たり前でも
「もしも、その人がしてくれなかったら?」
と想像してみると、嫌な気持ちになったり、
困ったりすることが分かります。

<ステップ2> 「私は」を主語に、一緒に喜び感謝の言葉を添える

 上記の「褒めポイント」を伝えた後に、
「僕は、うれしいよ/助かるよ。本当にありがとうね!」
 などと続けます。
 
「私は」を主語に、”一緒に喜ぶ”目線で、
感謝の言葉を添えるのがポイント。
 
「〇〇さんは、僕が挨拶すると、
ちゃんと気持ちいい挨拶を返してくれるよね。
僕、嬉しいよ!ホント、ありがとうね。」
といった具合です。
 
<ステップ3> 「小さな褒め」を何回も

心理学では「単純接触効果」
(ザイアンスの法則)として知られる、
「1回に長時間」より「短時間を何回も」の方が、
人は相手を好きになっていく、という法則があります。

大きな成功や達成は、
毎日は難しいかもしれませんが、
上記のような些細な点なら、
いくつも見つけられますよね。

毎日1回、一週間に1回など、
「些細なことを、数多く褒める」ことで、
普段から上司への好感度を高めておくと、
部下を指導しなくてはならない場面にも、
きちんと指導することができる土台を作ってくれます。

「褒める」は、
「ちゃんと叱れる」ための準備でもあるんですね。

1.「小さな褒めポイント」を見つけてあげて
2.一緒に喜んで、感謝することを
3.日常的に、頻繁に行う
これが部下を育てる褒め方、3つのステップ。

この「褒めるスキル」は、
弊社の研修でもお伝えする「対人コミュニケーション法」の
管理職向けコミュニケーション・スキルの一つでもあります。

部下が育つだけでなく
今まで当たり前だと思っていたことに
感謝の気持ちが湧いてきて、
上司自身のストレスが減ってハッピーになる
魔法の法則です。

気になった方は、どうぞ試してみてくださいね☆

弊社では、管理職のパワハラ予防のための「傾聴法/アクティブリスニング」、
怒りをコントロールする「アンガーマネジメント研修」や、
全従業員を対象にした「アサーション」が学べる「対人関係コミュニケーション研修」、
ストレス環境下に負けない心を育てる「マインドフルネス研修」、
実際に体を動かして学べる「セルフケア呼吸体操研修」など、
企業団体向け研修のメニューを各種取り揃えています。

理論講義だけでなく、
「具体的なツール」とロールプレイの
「実践ワーク」を含む構成で、
深く”実感しながら”学べるのが特徴です。

代表的な研修メニューはこちらからご覧いただけますので、
自社の従業員にも学んでほしいとお考えの方は、
どうぞお気軽にお問い合わせください。