前回のコラムでは、「2カメで見る」法で
部下との関係をよくする方法をお伝えしましたが、
今回は「3カメで見る」です。

「1カメ」は、”自分”のカメラ、
「2カメ」は、”相手”のカメラでした。

では「3カメ」は、何のカメラでしょうか?

答えはムービー。
「3カメ」は“動画”になります。

例えば、お店の店員さんの対応に
ムッとしたことはありませんか?
 
この時、「なんて失礼な店員だ!」とか
「あんな人を雇っておくなんて、この店はダメだ!」
というのは、
1カメ=自分のカメラで見えている景色。
通常の、日常的に見えている景色ですね。
 
そこで、3カメの動画、“時間軸”を加えて
景色を眺めてみるようにします。

すると、例えばその店員さんは
直前にモンスター・クレーマーのお客様に
さんざん怒られたばかりかもしれないし、
また、これまでしっかり教育を受ける機会さえ与えられずに
お店に立っていた人なのかもしれません。
 
私たちがその人に出会うのは、
ほんの一瞬、限られた時間ですが、
それまでには、その人が生きてきた
長い時間と環境があります。

ですがその場では、私たちには分かりません。

その人の言動を、その場だけでなく、
大きな時間の流れの中で捉えてみると、
自分の感情は「ムッとする(怒り)」から
「あれ? この人、何か大変なことがあったのかな?
/しんどいのかな?(心配)」
などに変わり、
怒ったりイライラする必要もなくなったりします。

このように「3カメで見る」だけで、
(1)自分のストレスが減る(ムッとしたり、イライラせずにすむ)
(2)相手の置かれた「状況/環境」が、視野に入る
(3)(結果的として)相手に対して、やさしくなれる
と、良いことばかりです。
 
そこで部下に対して、
「こんな簡単な仕事もできないなんて、彼女はダメだ!」
などと、イラッとした時も、
時間軸の中で、現状をとらえる
「3カメのムービー」で見てみます。

すると「彼女は、今回は、その仕事ができなかった」
だけだということが分かります。

彼女は将来的には出来るようになるかもしれないし、
出来るようにならないかもしれない。

今回はできなかった、それだけであって、
その人の能力全体や、その人の将来までも
否定したり、判断することはできない、
ということがクリアになります。

「こんな簡単な仕事もできないなんて、彼女はダメだ!」
と愚痴をこぼす代わりに、
「まあ、今回は、彼女はその仕事はできなかった、ってことだね。」
などの言葉が出て、
これからの彼女への教育をどうすべきかを
冷静に考えやすくなると思います。

前者の考えをする上司と、後者の考えをする上司では、
どちらの方が、部下に信頼されるでしょうか?
答えは明らかですね。

この「3カメ法」は、弊社の研修でもお伝えする、
イライラや怒りの感情を減らす、アンガーマネジメント法
や「対人コミュニケーション法」の
テクニックの一つでもあります。

お金も時間もかからず、
ただカメラを切り替えるだけ。

見える景色が変わり、
自分がラクに、人にやさしくなれる魔法。

気になった方は、どうぞ試してみてくださいね☆

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