最近、アンガーマネジメント研修のご依頼が増えています。

アンガー(怒り)の感情を
コントロールする方法を従業員に学んでもらい、
職場のパワハラ予防や、
チーム内のコミュニケーションの円滑化に
役立ててほしいという研修担当者様のニーズが
高まっているためです。

アンガーマネジメントは、元々1970年代のアメリカで
怒りの爆発による衝動的な犯罪を防ぐために
始まったという歴史があります。

そのため、怒りが湧いてきた時に
衝動的な言動をとらないように
怒りを「抑えるテクニック」に
重点が置かれている傾向がみられるようです。

これはこれで、とても重要なのですが、
ともするとテクニックに終始した
対処療法になってしまい、
根本的な解決にならないことがあります。

なぜなら人の感情は、とても強いエネルギーであり、
押さえこむとそれは貯まり、爆発してしまうからです。

そこで私は研修で、怒りを抑えるテクニックと同時に、
元々の「怒りの量を減らす」方法と、
「怒りのエネルギーを流してあげる」方法についても
大切にお伝えしています。

怒りの量を減らす方法はいくつかあるのですが、
例えば、怒りの下に隠されている
「自分の本当の気持ち」を感じてあげるのもその方法の一つ。

部下が同じミスを繰り返して
「いったい何回言ったら、分かるんだっ!」と怒鳴っている時も
その怒りの感情の下にある、自分の本当の気持ちは…

「こんなにミスが続いたら、俺まで自分の上司に怒られちゃうよ。」(怖いよ)
かもしれないし、
「俺の言ったことに、きちんと耳を傾けてもらえていない…。」(悲しいよ)
かもしれないし、
「今週、俺めっちゃ忙しくて、疲れてるのに~!」(疲れたよ)
かもしれません。

その自分の本当の気持ち(第一次感情)に気づけば、
怒鳴るかわりに、
「僕はミスが続いて不安なんだ。どうしたらミスを防げるか一緒に考えてくれない?」
「僕の言ったことをしっかり聞いてもらえてない気がして、悲しいなあ。」
「(困った顔で)そっか~。(僕は)しんどいなあ~。」
など「怒り」ではない、言い方や行動に
自然に変えていくことができます。

逆に自分が怒られている時も、
「表面的には怒っているけど、この人、本当は〇〇なのかな…?」
と、〇〇の部分に、
その人の怒りの下に隠されている「第一次感情」
(例:怖い/淋しい/忙しいなど)に想いを馳せるだけで
”売り言葉に、買い言葉” 的な反応をしないですみますし、
自分のストレスも半減します。

ポイントは、怒りの下に隠された「第一次感情」に
目を向けてあげること。

「第一次感情」に気づくためには
いくつかポイントと注意点があるので、
研修ではそれを紹介しながら
実際に自分の第一次感情を見つけて、感じて、
他の言い方や行動に変えていくワークをします。

実をいうと、この「第一次感情」は、
自分の深いところに根差していて、
その人の現在の考え方が形成されてきた
自分史から生まれてくるものだったりします。

だからこそ、怒りの後ろにあるものに目を向けて、
こんがらがった自分の感情を解きほぐしてあげる
作業がとても大事。

これこそが、短期的に怒りを抑えこむだけの
テクニックにとどまらない、
アンガーマネージメントの醍醐味であり、
高い効果を得られる理由なのです。

弊社ではこの「アンガーマネジメント研修」の他にも、
怒りを上手に表現するときに役立つ「対人コミュニケーション研修」、
ストレス環境下に負けない心を育てる「マインドフルネス研修
実際に体を動かして学べる「セルフケア呼吸体操研修」など、
企業団体向け研修のメニューを各種取り揃えています。

理論講義だけでなく、
「具体的なツール」とロールプレイの
「実践ワーク」を含む構成で、
深く”実感しながら”学べるのが特徴です。

代表的な研修メニューはこちらからご覧いただけますので、
自社の従業員にも学んでほしいとお考えの方は、
どうぞお気軽にお問い合わせください。